マカオ、銀行の地元中小企業向け新規融資承認額増加に転じる…18年下半期

マカオ金融管理局が2月13日に公表した資料によれば、昨年下半期(2018年7〜12月)の銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額は同年上半期から23.7%、前年下半期から0.9%のそれぞれ増となる131億マカオパタカ(日本円換算:約1793億円)だった。

担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は同年上半期から1.6ポイント下落、前年下半期から2.6ポイント上昇となる75.8%。

昨年下半期末時点の中小企業融資残高は同年上半期末から7.4%、前年下半期末から13.5%のそれぞれ増となる879億マカオパタカ(約1兆2028億円)。同年上半期末との比較における用途別では、建設及び公共事業向けと卸売・小売・貿易業向けがそれぞれ4.5%、4.1%増だった一方、IT業向けと運輸・倉庫・通信業向けがそれぞれ5.6%、1.8%の下落だった。

融資枠に占める融資残高の割合は80.0%で、同年上半期から2.9ポイント、前年下半期から8.7ポイントのそれぞれ上昇。

昨年下半期末時点の中小企業融資の延滞残高は昨年末から21.8%、前年下半期末から12.4%のそれぞれ減となる4.6億マカオパタカ(約63億円)。延滞比率は同年上半期末から0.19ポイント、前年下半期末から0.15ポイントのそれぞれ下落となる0.52%。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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