マカオ政府が「祐漢黄金街」のプロモーション展開スタート…マップ制作やインフルエンサー活用

 マカオでは、アフターコロナ(2023年1月初頭〜)でインバウンド旅客数の急回復が続いており、直近まで勢いを維持している。

 ただし、最近ではインバウンド旅客の消費嗜好の変化のほか、リベンジ消費の減退、ボーダーを跨ぐ移動が容易になったことで「北上消費」と呼ばれる広東省珠海市への消費流出などマカオ市民のマカオ以外での消費が増えたとの指摘もあり、地理的に広東省珠海市とのボーダーに近く、観光名所が少ないマカオ半島北区は、特にコミュニティ経済への影響が大きいエリアのひとつとされ、政府がさまざまな経済活性化策を打ち出している。

 マカオ政府経済・科技発展局(DSEDT)は7月1日、マカオ金業同業公会とともに、前月(6月)30日から「マカオ・祐漢黄金街」のインフルエンサーを活用したプロモーションの展開をスタートしたと発表。

インフルエンサーによる地元貴金属ブランド店での撮影の様子(写真:DSEDT)

 祐漢エリアはマカオ半島北部にある珠海市との主要なボーダー(關閘)のすぐ南に位置する。同局によれば、エリア内にはマカオ消費者委員会から「誠信店(サーティファイドショップ)」認定を受けた金(ゴールド)を専門に取り扱う貴金属店が18も集中しており、今回のプロモーションに合わせて、特色ある小売店、飲食店、観光スポットの情報を加えた黄金街マップを制作したとのこと。マップは同局の特設ウェブサイト(https://www.dsedt.gov.mo/zh_MO/web/public/pg_yh_gs)でも公開されている。

 また、多くのマカオと中国本土のライフスタイル系のインフルエンサーを招き、実際に祐漢エリアの散策しながらマカオローカルの貴金属ブランド店を訪ね、製品の品質や店のサービスを体験した様子をSNSでショートビデオを発信してもらうことで認知拡大を図る施策も講じているという。

 同局では、今回のプロモーションを通じて、より多くの市民、インバウンド旅客を祐漢エリアへ誘致し、消費を促すことで、コミュニティ経済に新たな活力をもたらしたいとした。

マカオ政府経済・科技発展局が制作した「マカオ・祐漢黄金街マップ」(図版:DSEDT)

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