不動産取引価格上昇続く—13年第2季民間建築及び不動産交易統計

マカオ政府統計調査局は21日、今年(2013年)第2四半期の民間建築及び不動産交易統計を発表。期内に印紙税の納付が完了した建物及び駐車場売買件数はそれぞれ前期から20%、32%上昇の6,514件、総取引価格で340.0億パタカ(日本円換算:約4,150億円)相当。住宅ユニットの売買は同474件増の4,059件あり、うち1,946件、価格にして171.6億パタカ分が未完成物件の取引。

取引価格では現物住宅ユニットの全体平均が1平米(実用面積)あたり63,130パタカ(約770,466円)で、直前期から6%の上昇。マカオ半島及びタイパ島で5%、コロアン島では42%もの上昇となった。未完成物件の平米価格は108,903パタカ(約1,329,100円)で、同12%の上昇。マカオ半島で16%上昇、タイパでは1%の下落に。高価格の未完成物件取引比率が高まっていることから、第2季の住宅ユニットの平米あたり平均取引価格は直前期から14%上昇の88,957パタカ(約1,085,671円)に達した。

第2季に未完成住宅取引が集中した地区はマカオ半島の黒沙灣新埋立地区(1,291件)、タイパビレッジ・競馬場(133件)及びコロアンで(119件)で、平均平米価格はそれぞれ108,862パタカ、122,523パタカ、105,146パタカ。現物物件売買の多かったエリアはタイパ中心部(301件)、黒沙灣新埋立地(218件)、黒沙灣及び祐漢(203件)で、平均平米単価はそれぞれ67,778パタカ、82,395パタカ、56,568パタカ。

築年数別の分析では、築11〜20年の住宅786件の(タイパ中心部と黒沙灣新埋立地それぞれ179件と111件)の平米価格が直前期比10%上昇の62,384パタカ、20年以上996件(新橋、黒沙灣及び祐漢それぞれ132件、104件)が同9%上昇の48,439パタカ、5年以下202件(タイパ中心部、黒沙灣埋立地それぞれ55件、43件)が同9%上昇の93,770パタカ。

実用面積別の分析では、50〜99.9平米の住宅ユニット2,113件の平均平米価格が11%上昇の87,172パタカ(うち未完成物件105,245パタカ)、50平米以下の小型住宅1,041件が14%上昇の67,700パタカ、主に現物物件の平均平米価格は57,671パタカ。

オフィス物件の平均価格は直前期から2%上昇の64,544パタカ。工業物件は同20%上昇の34,225パタカ。

今年第1四半期に締結された不動産売買契約は3,869件、住宅ローン締結件数は4,612件。

民間建築については、第2四半期に新たに着工したビルの総建築面積は1,120ユニット分にあたる663,961平米(住宅1,101戸、自動車駐車場1,794台、バイク駐輪場408台)。完成した物件の建設面積は86,613平米(住宅570戸)。

今年上半期の建物ユニット及び駐車場の不動産取引件数は11,937件、総価格596.9億パタカ分。それぞれ前年比4%、40%上昇。住宅ユニットの取引件数は同3%減の7,644件だったが、価格ベースでは43%上昇の452.6億パタカとなった。

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

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