セントレジスホテル、マカオのカジノIR施設内に進出へ=15年Q3、中華圏7軒目

セントレジスホテル&リゾート社は2月3日、マカオ・コタイ地区のカジノ・IR(統合型リゾート)施設「サンズコタイセントラル」内で建設を進めている新ホテル「セントレジスマカオ・コタイセントラル」について、今年(2015年)第3四半期の開業予定であることを明らかにした。

セントレジスは国際ホテルグループ、スターウッド・ホテル&リゾーツ・ワールドワイドの最高級ブランドにあたり、今回のマカオが世界36軒目、中華圏では7軒目のオープンとなる。

セントレジスマカオ・コタイセントラルの客室数は約400室、客室の面積は53〜477平米を予定。ホテル内にはレストラン、バーのほか、38階フロアにスパ施設「イリジウムスパ」が入るという。

サンズコタイセントラルには、同じスターウッド系のシェラトンのほか、コンラッド、ホリデイインが入る。コタイ地区では、大型IR施設の建設ラッシュが続いており、国際ホテルチェーンの進出が相次いでいる。

マカオを訪れる旅客数は右肩上がりの成長を続けており、2014年はおよそ3150万人に達している。ホテル客室稼働率は9割前後で推移している。

セントレジスマカオ・コタイセントラル(手前の棟)完成予想イメージ(写真:The St. Regis Macao, Cotai Central)

セントレジスマカオ・コタイセントラル(手前の棟)完成予想イメージ(写真:The St. Regis Macao, Cotai Central)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は5月13日、昨年(2023年)のジョブトレーニング調査結果を公表。 …
  2.  中国共産党中央香港マカオ工作弁公室主任で、中国政府の香港マカオ政策担当部門にあたる国務院香港マカ…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は5月12日、各イミグレーション施設で税関検査の強化を図り、違法な運搬活動…
  4.  マカオ政府社会文化司司長事務所(GSASC)は5月10日、同日北京で2025年「東アジア文化都市…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は5月12日、各イミグレーション施設で税関検査の強化を図り、違法な運搬活動…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun