タイパ島「動く歩道」ネットワーク拡充へ

マカオ政府交通事務局と土地工務運輸局は19日、タイパ島北部の「動く歩道(自動歩行系統)」ネットワーク拡充について、具体的ルートや建設方式を明らかにした。

すでに運用を開始しているヴェネチアンマカオ西口とタイパビレッジを結ぶ望德聖母灣大馬路歩行系統の成功を受けたもの。今回、具体的な敷設計画が発表されたのはタイパ中央公園南側の基馬拉斯大馬路、大型公営マンション「湖畔大廈」に近い孫逸仙博士大馬路、澳門運動場一帯エリア。「空中歩行緑廊」呼ばれる緑化を施した歩道橋形式を採用する。

将来的に競馬場前、マカオ運動場前に設置される新交通システム(LRT)駅とタイパ島北区の住宅密集地及び観光地の間を動歩道ネットワークで接続する予定。政府は動く歩道やエスカレーターの設置について、今後マカオ半島を含む市内各所で計画している。これらをLRT駅やバスターミナルと接続し、公共交通の利用促進による環境負荷軽減を目指し、同時に安全で快適な歩行環境を確保したい考え。

基馬拉斯大馬路(タイパ中央公園南側)の動く歩道完成予想図 (c) DSSOPT 土地工務運輸局

基馬拉斯大馬路(タイパ中央公園南側)の動く歩道完成予想図 (c) DSSOPT 土地工務運輸局

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun