タイパ島「動く歩道」ネットワーク拡充へ

マカオ政府交通事務局と土地工務運輸局は19日、タイパ島北部の「動く歩道(自動歩行系統)」ネットワーク拡充について、具体的ルートや建設方式を明らかにした。

すでに運用を開始しているヴェネチアンマカオ西口とタイパビレッジを結ぶ望德聖母灣大馬路歩行系統の成功を受けたもの。今回、具体的な敷設計画が発表されたのはタイパ中央公園南側の基馬拉斯大馬路、大型公営マンション「湖畔大廈」に近い孫逸仙博士大馬路、澳門運動場一帯エリア。「空中歩行緑廊」呼ばれる緑化を施した歩道橋形式を採用する。

将来的に競馬場前、マカオ運動場前に設置される新交通システム(LRT)駅とタイパ島北区の住宅密集地及び観光地の間を動歩道ネットワークで接続する予定。政府は動く歩道やエスカレーターの設置について、今後マカオ半島を含む市内各所で計画している。これらをLRT駅やバスターミナルと接続し、公共交通の利用促進による環境負荷軽減を目指し、同時に安全で快適な歩行環境を確保したい考え。

基馬拉斯大馬路(タイパ中央公園南側)の動く歩道完成予想図 (c) DSSOPT 土地工務運輸局

基馬拉斯大馬路(タイパ中央公園南側)の動く歩道完成予想図 (c) DSSOPT 土地工務運輸局

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレスを運営するSJMリゾーツ社(…
  2.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は…
  3.  マカオ政府文化局(ICM)は7月2日、「アートマカオ:マカオ国際アートビエンナーレ2025」の開…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業サンズチャイナリミテッドとマカオバドミントン連盟は7月2日…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は7月1日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の趨勢に関する情報収集・分…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun