「日本秋祭in香港-魅力再発見-」開催及び公式ロゴマーク決定=香港で日本を楽しむ現地日本ファン向けイベント

在香港日本国総領事館は8月1日、今年(2016年)10〜11月の2ヶ月間、地元コミュニティとの協力による「日本秋祭in香港-魅力再発見-」の開催及び公式ロゴマーク決定を知らせるプレスリリースを発出した。

香港は日本ファンが多いことで知られる。例を挙げると、香港の人口あたりの訪日旅行客数は世界一だ。2015年の香港から日本への旅行者数は152万人を超え、2016年は180万人に達する見込み。また、2015年までの11年間、香港は日本の農林水産物の世界最大の輸出先となっている。

「日本秋祭」は今回が初めての開催。日本ファンが多い香港で、日本の魅力を再発見し、楽しんでもらうためのイベントとして計画されたもの。現時点で、この趣旨に賛同した映画、音楽、伝統・現代芸術、食と酒、スポーツ、学術交流など50以上ものイベントが認定行事としてエントリーされており、それぞれの詳細については8月中旬以降公開予定の公式ウェブサイトで順次案内されるとのこと。

一般公募された「日本秋祭」の公式ロゴマークについては、香港及び日本から58点の応募があり、イベント認定委員会による厳正な審査の結果、神奈川県横須賀市在住のグラフックデザイナー、奥野和夫さんの作品に決定した。奥野さんがデザインに込めた思いをまとめたメッセージは下記の通り。

「一般的に秋というと茶色を連想されることが多いかと思いますが、日本の秋は古来より色鮮やかなイメージがあります。天高くまで澄み渡る青空と白い雲、緑色に混じり紅や黄色に染まる山々、それらを映しだす鏡のような川や湖の水面・・・・そんな様子をロゴマークでは、日本の秋を象徴する「菊」の花を散りばめることで表現しました。

「菊」は、春に咲く「桜」とともに日本らしい花のひとつです。桜の季節とは違う日本のイメージも香港の皆様にぜひ知っていただきたく思います。菊は薬用として中国より伝わり、世界に類を見ないほど日本で品種改良がなされ、その美しい姿は工芸品などの意匠にまで高められてきました。その歴史からも日本人にとっての「菊」は、「創意工夫」の象徴ではないかと私は考えています。また、一輪の菊の花は、一枚一枚の花びらがそれぞれ独立した花であり、それらの集合体として一輪の花が成り立っています。相手を思いやり、チームワークを重んじる日本企業や日本の社会にとってふさわしい花とも言えます。

香港の皆様には、ぜひとも「日本秋祭 in 香港」で「創意工夫」と「思いやり」に満ちあふれた日本文化や日本のモノ、サービスの魅力を再発見していただくことを心より願っております。」

「日本秋祭 in 香港」公式ロゴマーク(図版提供:在香港日本国総領事館)

「日本秋祭 in 香港」公式ロゴマーク(図版提供:在香港日本国総領事館)

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