マカオ、2025年1〜5月の電子決済額に関する統計公表…飲食業3.2%増も小売業は13.6%減
- 2025/7/11 8:51
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は7月10日、今年(2025年)1〜5月累計及び5月単月の電子決済額統計(飲食業・小売業編)を公表。
今年1〜5月の飲食業における電子決済額は前年同時期から3.2%上昇の56.9億パタカ(日本円換算:約1028億円)で、小売業については13.6%減の208.1億パタカ(約3761億円)だったが、最新の5月単月データでは減少幅がより縮小した。
今年5月単月の飲食業における電子決済額は前年同月から7.7%上昇の11.5億パタカ(約208億円)で、対前月でも9.5%上昇。業界の各ジャンルとも前年同月比で上昇となり、中でもファストフード、ウェスタンスタイルのレストラン、茶餐廳・粥麺店がそれぞれ16.2%、13.2%、9.8%の顕著な上昇。前月比でも各ジャンルで上昇となり、チャイニーズスタイルの酒楼(+16.3%)とファストフード(+9.4%)の上昇幅が大きかった。
今年5月単月の小売業における電子決済額は前年同月から3.1%下落の41億パタカ(約741億円)で、下落幅は縮小。対前月では14.1%上昇。前年同月比での詳細ジャンル別の動向は、革製品が15.3%下落、コスメティック・衛生用品とドラッグストアがそれぞれ19.4%、18.6%上昇。前月との比較では、各ジャンルとも上昇となり、中でも時計・ジュエリーと靴類がそれぞれ23%、19.3%上昇。
本統計はマカオの主要な電子決済事業者(マカオにおける電子決済総額の95%を占める)から提供された関連データを同局のデータとリンクさせ、統合したもので、2025年1月分から月次ベースでの公表が始まった。
