マカオ、2025年3〜5月の住宅価格指数は前年比8.7%下落
- 2025/7/8 8:51
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は6月7日、マカオの今年(2025年)3〜5月期の住宅価格指数を公表。
マカオの今年3〜5月の総体住宅価格指数は200.7で、前の調査期(今年2〜4月)から1.4%下落。ストック物件(中古)の価格指数は1.4%下落の218.3、未完成物件(プレビルド)についても0.8%下落の212.9に。
ストック物件の指数をエリア別にみると、マカオ半島が0.9%下落の207.3、タイパ島・コロアン島が2.9%下落の262.0。築年数別では、11〜20年と6〜10年がそれぞれが2%、1.6%下落。
実用面積別では、75〜99.9平米が2.4%下落、50平米以下と100平米以上がいずれも1.4%下落。
今年3〜5月の総体住宅価格指数は前年同時期から8.7%下落で、エリア別ではマカオ半島(198.7)が8.5%、タイパ島・コロアン島(208.7)が9.5%のそれぞれ下落。
マカオでは一昨年1月初旬のウィズコロナ転換を機にインバウンド市場の回復が進み、経済波及効果が期待されていたが、不動産市場については高金利が続く状況と経済の先行き不透明感といった懸念材料も存在し、取引件数・平均平米単価とも振るわない状況が続いている。昨年の年初からは不動産価格抑制策の一部緩和もスタートし、同年4月20日から不動産価格加熱抑制策が全面撤廃されるに至った。
