マカオで輸入性チクングニア熱感染確認例出現…患者はインドネシアからのインバウンド旅客、2025年累計38例に

 マカオ政府衛生局(SSM)は12月31日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染例を確認したと発表。

 チクングニア熱はネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症で、マカオでの感染確認例出現は約1ヶ月ぶり。2025年累計の感染確認例は今回のケースを含めて46例となり、内訳は当地感染が8例、輸入性感染が38例。

 輸入性第38例の患者は12月29日にインドネシアから観光目的でマカオ入りしたインドネシア人の男性(55)で、29日夜に下肢の筋肉痛と発熱の症状が現れ、医療機関を受診したが、その後も症状が持続したため、30日夜に公立総合病院にあたる仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)の救急外来を受診し、この際に受検した血液検査の結果が31日に明らかとなり、チクングニア熱感染確認に至ったとのこと。

 同局では、患者の外遊・居住歴、症状の出現時期、検査結果から輸入性感染事案と判断。速やかに患者の主な活動場所(セナド広場、聖ポール天主堂跡、グランドドラゴンホテル)付近一帯で蚊の発生源調査及び予防的な蚊の駆除作業を実施する予定とした。なお、患者は仁伯爵綜合醫院で入院治療中で、容体は安定しており、同行の患者家族に体調不良の者は出ていないという。

 2025年7月中旬以降、マカオに近い広東省仏山市の順徳区を中心に多数のチクングニア熱感染例が数多く出現していることを受け、同局が臨床症状、伝播方式、予防方法が似たデング熱と併せて予防と対策に関するよう呼びかけを続けているほか、市政署がマカオ域内における蚊の駆除及び発生源の除去といった対策を強化して臨んでいる。秋から冬にかけてもマカオにおけるチクングニア熱及びデング熱の輸入性感染確認例は依然として続き、広東省に渡航歴のある患者が目立つ。2025年累計のマカオにおけるデング熱感染確認例は、当地感染が1例、輸入性が35例だった。直近の感染確認例出現は12月27日。

マカオの公立総合病院として知られる仁伯爵綜合醫院(資料)=2025年2月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は2月24日、マカオ警察総局による指揮の下、各種違法・犯罪行為の抑止と取り締まり…
  2.  今年の春節シーズン、中国本土では史上最長という9日間(2月15〜23日)の大型連休(ゴールデンウ…
  3.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は2月23日夜、同日マカオで今年(2026年)初となる在郷軍人病(退役…
  5.  マカオでは、年間最大のインバウンドの山場となる春節シーズンを迎えている。  マカオのインバ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月19日、国際旅客誘致策の一環として2024年と2025年に実施…
  5.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年3月号
(vol.153)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun