マカオ税関が運び屋による粒銀及び銀地金の密輸出事案を直近6日間で46件摘発

 澳門海關(マカオ税関)は3月2日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術を活用するなど水際における密輸品の出入りに対する取り締まりを厳格化して臨む中、2月21〜26日の6日間で貴金属「粒銀」及び「銀地金」の密輸出事案を46件摘発したと発表。

 摘発場所はマカオ半島北部に位置する中国本土との間の陸路の玄関口、關閘イミグレーションと青茂イミグレーションの出境ルート上にある税関検査場で、疑わしい形跡から検査対象として呼び止めた通関者の着衣の下や手荷物の中から発見に至り、合計約112キログラム、価値にして約220万パタカ(日本円換算:約4290万円)相当分だったとのこと。

マカオ税関が關閘イミグレーションで摘発した粒銀密輸出事案の例(写真:澳門海關)

 税関では、この46件の密輸出事案に関与した46人(マカオ居民27人、中国本土居民18人、香港居民1人)全員について、対外貿易法違反で起訴済みとした。

 2023年初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠すなどの手口や越境自家用車の悪用が目立つ。近日、これまでほとんど事例のなかった粒銀の密輸入及び密輸出の摘発が相次いでいる。

 税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令を遵守し、報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう重ねて呼びかけを行うとともに、今後も水際における隠したり、偽装するといった手段による密輸行為に対する各種取り締まり強化体制を維持して臨む考えを示した。

マカオ税関が青茂イミグレーションで摘発した銀地金密輸出事案の例(写真:澳門海關)

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