中国人民解放軍が駐マカオ部隊駐屯地を公開=4日間で1万人が見学

中国人民解放軍駐マカオ部隊がメーデー(労働節)の祝日にあたる5月1日前後の4日間にわたってタイパ島にある駐屯地の一般公開イベントを開催。

駐屯地の一般公開は今回が13回目。5月2日は地元の幼稚園、小学生、中学生及び教員が対象となり、34校から約2300人が見学に訪れた。4日間合計の見学者数は人口の65人に1人に当たる約1万人に上った。

会場では、兵士らによる軍事訓練パフォーマンスの上演、車輌や武器などの装備品の展示、兵舎の案内などが行われた。

地元学生らを前にパレードする中国人民解放軍駐マカオ部隊の兵士=2017年5月2日、タイパ島(写真:DESJ)

地元学生らを前にパレードする中国人民解放軍駐マカオ部隊の兵士=2017年5月2日、タイパ島(写真:DESJ)

人民解放軍駐マカオ部隊はマカオがポルトガルから中国へ返還された1999年12月20日にマカオへ進駐。主にマカオの防衛及び治安維持を目的としており、陸軍を中心とした約1000人の隊員で構成されている。

人民解放軍駐マカオ部隊の本部はマカオ半島新口岸地区、駐屯地はタイパ島にあり、これらの軍用地はマカオ政府が無償提供している。ただし、人民解放軍のマカオ駐留にかかる費用はすべて中央人民政府が負担することが駐軍法で規定されている。中華人民共和国兵役法はマカオを対象外としており、マカオ市民(マカオ居留権保有者)が人民解放軍駐マカオ部隊に入隊することはできない。

人民解放軍は1997年の香港返還時にも当地へ進駐している。人民解放軍のマカオへの進駐について、住民の受け止め方はそれぞれだが、マカオの日常生活の中で、人民解放軍の存在を意識することはほとんどないというのが現状。駐屯地の一般開放イベント、青少年向けのサマーキャンプ、公益活動等を通じ、しばしばマカオ住民との交流の機会が持たれている。駐香港部隊についても、例年公開イベントが開催されている。

中国人民解放軍駐マカオ部隊駐屯地公開イベントで軍事パフォーマンスを披露する女性兵士=2017年5月2日(写真:DESJ)

中国人民解放軍駐マカオ部隊駐屯地公開イベントで軍事パフォーマンスを披露する女性兵士=2017年5月2日(写真:DESJ)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ国際空港を拠点とするマカオ航空(NX)の日本支社によれば、2024年3月8〜10日にかけて…
  2.  マカオ政府金融管理局は3月5日、今年(2024年)1月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下…
  3.  マカオ治安警察局は3月4日、マカオの路上で拾ったスマホを届け出せずに着服したとしてマカオで就労す…
  4.  このほどマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ウィンパレス(Wynn Palace/永利…
  5.  マカオ政府衛生局(SSM)は3月4日夜、マカオで百日咳の感染者が1人確認されたと発表した。百日咳…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ国際空港を拠点とするマカオ航空(NX)によれば、2024年1月31日までの期間限定で成田・…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の女性アイドルグループ「高嶺のなでしこ」が2月1日にマカオ・コタイ地区にあるロンドナーシアタ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年3月号
(vol.129)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun