タイパフェリーターミナルの第1便は6月1日午前7時発香港行高速船=マカオの新しい海の玄関口

12年にも及ぶ工事を経て今年(2017年)6月1日にオープンを予定しているマカオの新しい海の玄関口「タイパフェリーターミナル」。同施設は24時間運用を予定しているが、マカオ当局が5月29日午前の記者会見で、オープン当日の開門時間と第1便に関する情報を発表した。

【写真特集:タイパフェリーターミナル…マカオの新たな海の玄関口】

6月1日、タイパフェリーターミナルは午前6時に一般開放され、最初の出発便は午前7時発のコタイウォータージェットが運航する香港(香港マカオフェリーターミナル)行の高速船、最初の到着便は午前8時頃到着予定のコタイウォータージェットが運航する香港(同)発の高速船を予定しているとのこと。

また、2007年から運用してきた仮施設の「タイパ臨時フェリーターミナル」については、最終到着便が6月1日午前0時30分頃到着予定のコタイウォータージェットが運航する香港(同)発の高速船、最終出発便が同午前1時頃午前7時発のコタイウォータージェットが運航する香港(同)行の高速船となる予定。

新ターミナルオープン後も、しばらくの間は臨時ターミナル時代の航路及び時刻表を踏襲するという。

2017年6月1日にオープン予定のタイパフェリーターミナル(資料)=マカオ・タイパ島北安地区-本紙撮影

2017年6月1日にオープン予定のタイパフェリーターミナル(資料)=マカオ・タイパ島北安地区-本紙撮影

タイパフェリーターミナルは2005年に着工。当初、マカオ半島にある外港フェリーターミナルの補助的施設と位置付けられていたが、2006年に重要港へと格上げされ、2009年に拡張プランが決定した。当初の運用開始予定は2013年中の予定だったが、大幅に工事が遅延。長きにわたって簡素な仮施設(タイパ臨時フェリーターミナル)での長期運用を余儀なくされていた。タイパ臨時フェリーターミナルは、新ターミナルの運用開始に伴い閉鎖され、跡地は新ターミナルの拡張部として利用される。

なお、タイパフェリーターミナルのオープンに伴い、公共路線バス、タクシー、カジノホテルの無料送迎シャトルバス等の乗降場についても、これまでのタイパ臨時フェリーターミナル前から新ターミナル内へ移る。

まもなく役目を終える仮施設のタイパ臨時フェリーターミナル(資料)-本紙撮影

まもなく役目を終える仮施設のタイパ臨時フェリーターミナル(資料)-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は6月30日、客との共謀による不正行為でカジノ運営企業からゲーミング(カジノ)チ…
  2.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は7月1日、今年(2025年)6月の月次カジノ売上(粗収益、…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は6月30日、今年(2025年)3〜5月期の雇用統計を公表…
  4.  中国では、東京電力福島第一原子力発電所からの「ALPS処理水」の海洋放出をきっかけに、2023年…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は6月26日、中国旅遊研究院が発表した「2024年中国ツーリストアウ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun