5月の訪マカオ旅客数、対前年3.7%増の約257万人=宿泊伴う旅客の増続く

マカオ政府統計調査局は6月23日、今年(2017年)5月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前年同月から3.7%増、前月から6.3%減となる延べ(以下同)257万0428人だった。

今年5月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から14.2%増の137万6336人、日帰り旅客が6.1%減の119万4092人。旅客の平均滞在時間は前年同月から0.1日増の1.3日、日帰り旅客に限ると0.2日、宿泊を伴う旅客は2.2日で、いずれも横ばいだった。

かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、宿泊を伴う旅客は5月まで22ヶ月連続で対前年増となっている。昨年6月から今年5月までの間、今年1、2月を除いて宿泊を伴う旅客が日帰り旅客の数を上回っている。

今年5月の訪マカオ旅客のうち、居住地別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から4.4%増の170万2578人。このうち個人旅客に限ると9.9%増の78万9488人だった。中国本土旅客が全体に占める割合は66.2%。

その他の主要居住地では、人数が多い順に香港が1.3%減の49万4446人、台湾が9.5%増の8万9118人、韓国が50.1%増の7万2205人、フィリピンが5.0%増の3万1972人、日本が20.2%増の3万0000人。

1〜5月累計の訪マカオ旅客数は1318万5688人で、前年の同じ時期から6.3%増。このうち中国本土旅客は6.9%増の878万8859人で、全体の66.7%を占めた。

なお、マカオのカジノ監理当局DICJが6月1日に公表した資料によれば、今年5月の月次カジノ売上は前年同月から23.7%増の227.42億パタカ(日本円換算:約3151億円)、1〜5月累計では15.8%増の1063.82億パタカ(約1兆4742億円)となり、旅客数の増を大幅に上回って推移している。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

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