マカオの総体失業率1.9%維持…18年2〜4月期雇用統計

マカオ政府統計調査局は5月28日、今年(2018年)2〜4月期の雇用統計を公表。総体失業率は1.9%で、前回調査(今年1〜3月期)から横ばいだった。マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率も2.6%を維持、不完全雇用率は0.1ポイント下落の0.5%だった。

マカオの総体失業率は2015年2〜4月期までおよそ1年半にわたって史上最良水準の1.7%を記録した後、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、16年11月〜17年1月期から7〜9月期まで2.0%、17年8〜10月期から10〜12月期まで1.9%、17年11月〜18年1月期まで1.8%、17年12月〜18年2月期以降は1.9%で推移してきた。

今年2〜4月期の労働人口は38.89万人、労働参加率は70.5%。このうち、総就業人口は前回調査時から1000人増の38.15万人、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限ると700人増の28.08万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が2.0%減の8.14万人、卸売・リテール業が1.8%増の4.43万人、建設業が6.3%増の3.06万人、ホテル業が0.2%減の2.98万人、飲食業が4.7%増の2.74万人だった。

失業人口は前回調査時から100人減の7400人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は1.7ポイント下落の5.1%。

昨年の同時期との比較では、総体失業率が0.1ポイント、労働参加率が0.6ポイント下落、不完全雇用率が横ばい。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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