マカオの銀行員平均月給3.9%増、人手不足状態続く=18年第3四半期統計

マカオ政府統計調査局は11月22日、今年第3四半期(2018年7〜9月期)の銀行業人材需給及び報酬調査統計を公表した。

今年第3四半期末時点でマカオにある27の銀行に勤務するフルタイムの行員数は6312人で、前年の同じ時期から190人の増加となった。このうち管理職及びマネージャー職が1750人、窓口係679人を含む一般事務職が2011人。

今年9月のフルタイム行員の平均月給(賞与等臨時給含まず)は前年同月から3.9%増の2万7950マカオパタカ(日本円換算:約39.2万円)。窓口係に限ると5.2%増の1万7180マカオパタカ(約24.1万円)。

今年第3四半期末時点における空きポジションは前年の同じ時期から30増の268、一般事務職の空きポジションは137あり、このうち窓口係が34。

採用条件に関しては、62.7%が職務経験、92.2%が高等教育学歴、97.8%が中国語(いわゆる北京語)及び英語能力を必要とした。

今年第3四半期の新規採用数は460人、求人率は0.4ポイント上昇の4.1%、雇用率は2.5ポイント上昇の7.3%で、人手不足を反映する結果だった。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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