マカオの悪質タクシー運転手、乗客が車内に忘れたスマホの返却に高額要求…恐喝容疑で逮捕

マカオ治安警察局は3月28日、乗客の忘れ物のスマートフォンの返却にあたって、1500マカオパタカ(日本円換算:約2万0600円)を要求したとして、マカオ人のタクシー運転手の男(50)を恐喝容疑で逮捕したと発表。

警察発表によれば、コタイ地区からマカオ半島北部までタクシーを利用したニュージーランド人の男性が、降車した後に車内にスマートフォンを忘れたことに気づき、別の電話から架電したところ、応答がなく、しばらくして電源が切れた状態になったという。その後、別の電話の方にタクシー運転手を名乗る人物から連絡があり、返却にあたって1500マカオパタカを要求し、受け渡し場所を指定してきたため、警察に通報。被害者が受け渡し場所でスマートフォンを取り戻した後、待機していた警察官がタクシー運転手を逮捕したとのこと。

近年、マカオでは一部の悪質なタクシー運転手によるぼったくりや乗車拒否が大きな社会問題となっている。消費者利益及び観光都市としてのイメージを著しく毀損する行為として警察と交通当局がパトロールを強化して臨んでいるものの、依然暗躍が続いている状況だ。

恐喝容疑で逮捕されたタクシー運転手(写真:マカオ治安警察局)

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