12年マカオのGDP9.9%伸長、1人あたりGDPアジアトップ

マカオ特別行政区政府統計調査局は15日、2012年のマカオの域内総生産が3,482億パタカとなり、実質伸び率が9.9%に達したことを発表。1人あたりGDPは611,930パタカ(約76,588米ドル)とアジア最高水準を維持。

同局によると、サービス輸出及び内需が経済成長の主要因といい、ゲーミングサービス輸出が6.9%増、マカオ訪問旅客による消費が6.4%増、内需では公共工事の大幅増に伴い固定資本投資が19.1%増、個人消費及び政府最終消費支出がそれぞれ9.1%、6.9%、商品輸出が23.2%と大きく伸びた。

2012年のマカオの経済成長を後押しした要素として、下記の要素が挙げられる。
・ゲーミング(カジノ)売上が13.4%増
・入境旅客数0.3%増、旅客総消費額15%増
・ホテル宿泊客10.8%増
・公共投資54.8%増
・リテール業売上額22%増
・各期における平均収入の増加維持、増加幅13.4~17.0%

なお、マカオの1人あたりGDP約76,588米ドルはシンガポール、ブルネイ、日本、香港などを上回るアジア最高のポジションにあり、世界的にもトップクラス。

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