マカオのMICEイベント、中止や延期相次ぐ…新型肺炎の影響

 中国・湖北省武漢市で集中発生している新型コロナウイルスによる肺炎(新型肺炎)。世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、官民の間で各種防疫対策が進んでいる。

 マカオでは、新型肺炎に対する防疫対策が厳格化された1月後半以降、インバウンド旅客数が急減。2月5日からは防疫対策のさらなる強化でマカオの全カジノ施設が15日間の休業に入った。6日以降、宿泊客数減を理由に一時休業を発表するホテルが相次いでいる。

 マカオ政府貿易投資促進局の劉關華(アイリーン・ラウ)主席は2月12日に政府系放送局TDMの番組に出演した際、新型肺炎の影響を受け、今年(2020年)2〜3月に開催予定だったMICEイベント183件が中止または延期になったとし、通年の開催件数も前年から減少するとの見方を示した。マカオ政府主催で3月末開催予定の「マカオ国際環境協力フォーラム&エキジビション(MIECF)」についても、中止の方向で調整しているとのこと。目下、同局では、状況が落ち着いた後、どのようなかたちで早期回復を図るかについて、MICE業界関係者と検討を重ねているとした。

 業界関係者によれば、4〜5月開催予定分まで影響が及ぶとみられ、中止や延期となるMICEイベントの数は累計500件程度にまで増える可能性があるという。

 近年、マカオでは大型IR(統合型リゾート)のオープンラッシュが続く中、官民でMICE誘致に積極的に取り組んできた。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  2.  マカオ治安警察局は4月21日、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ域内の各所でキッ…
  3.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで7日間にわたって開催された「ITTF(国際卓球連盟…
  4.  マカオでは、ひと頃に比べて状況は落ち着いたものの、依然として悪質タクシーが暗躍しており、市民や観…
  5.  マカオ治安警察局の発表によれば、4月19日から同日からポルトガルとシンガポールのパスポート保有者…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun