マカオのバス車内で女性に体液かける…インド人の男逮捕=前月にもセクハラ行為、在留資格はく奪され送還待機中に

 マカオ治安警察局は8月21日、自称無職のインド人の男(32)をセクシャルハラスメント罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 警察発表によれば、8月20日午後3時頃、マカオ人の女性(24)のセクハラ被害を訴える通報が寄せられたとのこと。警察官が現場に急行し、現場にいた男女双方から事情を聞いたところ、女性は「タイパ島からコロアン島へ向かう公共路線バスに乗車していた際、混雑した車内で何者かに身を寄せられ、臀部に接触があった後、左脚に体液とみられる白色の液体がかかっているの発見。コタイ地区のバス停で下車した後、男に追尾されているのに気づき、大声を上げて通行人に警察への通報を依頼した」と説明。男は「バスの車内で被害者女性を見た際、その着衣と外見に惹かれ、車内の混雑に乗じてやってしまった」と犯行を認めたことから、逮捕に至ったとのこと。

 被疑者はマカオで就労していたが、前月(7月)18日にもセクハラ事件を起こしており、これによって在留資格はく奪及び強制送還処分を受けていたことが判明。ただし、新型コロナの影響で即時送還が困難な状況にあり、待機中の身だったという。

 このところマカオでは女性をターゲットとしたセクシャルハラスメント(痴漢)や盗撮事件が頻発しており、警察が注意を呼びかけている。

セクシャルハラスメント罪で検察院送致されるインド人の男(写真:マカオ治安警察局)

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