マカオ税関がモーターボートを使った密航事案1件摘発…中国本土出身の男7人逮捕

 澳門海關(マカオ税関)は7月13日、密航活動阻止のためマカオ周辺海域及び沿岸におけるパトロールを強化して臨む中、近日コロアン島の沿岸でモーターボートを使った密航事案を摘発し、中国本土出身の男7人を逮捕したと発表。

 7月11日未明、税関職員が密航活動阻止のためのパトロールをしていたところ、コロアン島・九澳沖で不審な青色のプラスティック製モーターボートを発見。税関の巡視艇が追跡して臨検を行い、乗船していた密入境者とみられる男7人の身柄拘束に成功したという。

 7人は広東省及び広西チワン族自治区出身で、年齢は17〜37歳。うち操縦を担当した2人をマカオへの密入境を幇助したとして共助罪で、残る5人とともに司法機関へ移送したとのこと。

マカオ税関が司法機関へ送致した中国本土出身の男7人(写真:澳門海關)

 なお、7人は仁伯爵綜合医院で新型コロナPCR検査を受け、全員が陰性だったとのこと。

 税関では、今後もパトロール及び情報収集を通じて違法な密航活動に対する取り締まりを強化して臨み、マカオの治安環境の維持、防疫の前線ガードに努めるとした。また、市民に対し、違法な出入境活動を発見した場合、すぐに税関に通報するよう呼びかけた。

密航に使われたモーターボート(写真:澳門海關)

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