マカオ、空港従事者の新型コロナワクチン接種率は68%

 近日、香港や中国本土では、海外との玄関口となる空港従事者が新型コロナ変異株に感染する例が相次いで確認されており、防疫対策上の課題が浮き彫りとなった。

 マカオ国際空港では、これまでに類似事案は出現しておらず、状況に応じた対策の見直しが行われているという。

 マカオ国際空港運営会社にあたるCAMが8月18日に公表した資料によれば、同空港ではマカオ行政長官令に基づき、前線に勤務するスタッフ(約350人)が1日1回、前線支援スタッフが3日に1回、バックオフィスの補助スタッフ及びマネジメントスタッフが7日に1回の割合でPCR検査を受けているとのこと。

 また、新型コロナワクチンワクチン接種率については、マカオの全体平均が5割強のところ、空港従事者の68%に上っているとのこと。

 マカオ政府は市民に対して有効な感染予防対策のひとつとしてワクチン接種を推奨しており、免疫の壁を構築するために必要な7割を接種率の目標として掲げている。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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