輸出入ともに伸長、貿易赤字は拡大―5月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は28日、今年(2013)年5月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年比17%増の7.9億パタカ、輸入は同17%増の69.1億パタカとなった。5月の貿易赤字は61.2億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が前年比25%増の5.8億パタカ、地元産品の輸出は同1%増の2.1億パタカだった。

今年1~5月の合計は輸出が前年同期比17%増の38.6億パタカ、うち再輸出が30%増の30.1億パタカ、地元産品の輸出は14%減の8.5億パタカ。輸入は同13%増の322.6億パタカ。貿易赤字は284.0億パタカにまで拡大している。

今年1〜5月の輸出先のうち、香港が21.6億パタカ、中国本土が6.2億パタカでそれぞれ前年同期比31%、17%増だった一方、米国が1.6億パタカ、欧州連合(EU)が1.2億パタカで同29%、15%の減少となった。

非紡績品の輸出は34.8億パタカで前年比23%増、そのうち電子部品が3.6億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが3.2億パタカでそれぞれ92%、117%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は18%減の3.8億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が1.3億パタカで35%の減少。

今年1〜5月の輸入元については中国本土の104.8億パタカ、EUの76.5億パタカで、それぞれ前年比13%、15%増。品目ではコンシューマーグッズが203.9億パタカで16%増、ゴールド製ネックレスが16%増の32.6億パタカ、腕時計が17%増の23.3億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が50%増の9.4億パタカ、靴が15%増の6.6億パタカ。

今年1〜5月の対外商品貿易総額は361.2億パタカに達し、前年同期の319.4億パタカから13%の増となった。

なお、今年1〜5月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(32%)、香港(13%)、フランス(9%)、イタリア(8%)、スイス(8%)に次ぐ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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