マカオ、消費者物価指数が4ヶ月連続上昇=2021年10月

 マカオ政府統計調査局が11月22日に公表した資料によれば、今年(2021年)10月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は102.84で、前年同月から0.91%上昇。4ヶ月連続で上昇となった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ガソリン、外食、航空券、LPガスの価格及びホームヘルパー報酬の値上がりを挙げ、住宅家賃、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、交通(+7.66%)と家庭用設備・サービス(+4.46%)の指数が上昇、通信(-2.13%)、衣類・履物(-1.80%)は下落。

 今年10月の総合消費者物価指数は前月から0.02%上昇。冬物衣料の投入及びアルコール飲料小売価格の上昇により衣類・履き物、酒・たぱこの価格指数がそれぞれ0.91%、0.67%上昇。豚肉小売価格は下落するも、野菜と外食価格の上昇により、食品・ノンアルコール飲料の価格指数が0.08%上昇。一方で、通信サービス費の値下がりにより、通信価格指数は0.89%下落。航空券の値下がりがガソリン小売価格の上昇を相殺したことで、交通の価格指数は0.50%下落。

 今年10月までの直近12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、前の12ヶ月から0.30%下落。分類別では、通信(-7.32%)、レジャー・文化(-7.17%)の指数下落が目立った。

 今年1〜10月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.19%下落。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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