マカオ、動物園のフラミンゴ7羽が野犬3頭に襲われ死傷

 マカオ市政署(IAM)は12月16日、同署が管轄するコロアン島の石排灣郊野公園内の動物園で飼育・展示中のフラミンゴ7羽が15日に野犬3頭に襲われ、6羽が死亡、1羽が重傷を負ったと発表。

 IAMによれば、15日午前7時半頃、IAMの警備スタッフによる定期巡回中、野犬3頭がフラミンゴを襲っているのを発見し、野犬を追い払うとともに、フラミンゴの状況を確認。5羽が即死、2羽が背中及び翼を咬まれた状態の重傷で、獣医が治療を施すも1羽は死亡、もう1羽も危険な状態が続いているとのこと。襲撃の対象とならなかった11羽は無事。フラミンゴを襲った野犬3頭は追い払った後、行方不明という。

 同園の裏手は山になっており、公園の敷地とつながっていることから、これまでにもしばしば園内に野犬が侵入することがあったとのこと。IAMでは、今後同様の事件が発生しないよう、警備スタッフを増やし、巡回を強化して対応するとしている。

 同園内には世界的にも珍しいジャイアントパンダを無料で見学できるマカオジャイアントパンダパビリオンもあり、多くの市民や観光客が訪れる人気レジャースポットのひとつ。

 同園でフラミンゴの飼育・展示が始まったのは2012年のことで、香港海洋公園から譲り受けたものだった。

野犬の襲撃を受けて重傷を負ったマカオ・コロアン島石排灣郊野公園のフラミンゴ=2021年12月15日(写真:IAM)

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