マカオ、2021年11月〜2022年1月期の総体住宅価格指数は前回調査から0.1%下落

 マカオ政府統計調査局は3月8日、昨年(2021年)11月〜今年(2022年)1月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は264.8で、前回調査(昨年10〜12月期)から1.0%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が1.1%下落の264.2、タイパ島・コロアン島が0.8%下落の267.3。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.1%下落の283.0。エリア別にみると、マカオ半島が1.3%下落の283.0、タイパ・コロアン島が0.8%下落の317.1。築年数別では、6〜10年が2.3%下落、11〜20年、20年以上についても各1.2%下落。未完成物件(プレビルド)は0.5%下落の314.1。実用面積別では、50平米以下と100平米以上がそれぞれ2.2%、2.9%下落、75〜99.9平米は0.4%の上昇だった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移している。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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