香港の新型コロナ新規感染者数300人…5日ぶりにピーク期以降の最少更新=5/1

 人口約740万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が続く。

 2月から3月にかけて、オミクロン変異株亜種BA.2(いわゆる「ステルスオミクロン」)による伝播が主となり、市中における新規感染確認数が急増し、医療崩壊に直面するなど深刻な状況となった。3月下旬以降は緩やかな下落傾向を維持している。

 香港衛生当局が5月1日夕方の記者会見で発表した内容によれば、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から63人減の300人(輸入性22人含む)とのこと。内訳はPCR検査経由が119人、迅速抗原検査経由が181人。4日連続下落となり、8日連続で500人以下、5日ぶりにピーク期以降の最少を更新した。第5波開始以来の累計感染者数は119万1879人。

 新たに医管局から報告された死亡者数は5人で、第5波開始以来の累計死亡者数は9100人に。

 当局は会見の中で、現時点の単日の感染確認数は第5波のピーク期と比較してかなり少なくなっているが、ソーシャルディスタンス措置の一部緩和もあり、リバウンドの可能性は依然として存在するとの慎重な見方を示した。

 香港では、イースター連休明けの4月19日から小学校の対面授業が再開(毎朝登校前に迅速抗原検査を実施し、結果が陰性の場合に限り登校できるルール)、21日からはソーシャルディスタンス措置が一部緩和(バーを除く飲食店の夕食時間帯の営業解禁、同卓制限の緩和、映画館・テーマパーク等の再開、集団制限措置の緩和ほか)となったが、その後も目立ったリバウンドは出現していない。水際措置についても4月1日から一部緩和され、5月1日以降は非居民の入境が可能となり(ただし香港居民と同レベルの隔離検疫や検査等を受けることを要する)、航空会社クルーの検疫要件も変更(緩和)されるなどの一層の緩和も進む。

 4月30日午後8時時点の香港の3歳以上の人口におけるワクチン接種率は91.1%(1回目の接種完了)、84.3%(2回目の接種完了)となっている。接種率は昨年後半にかけて伸び悩んでいたが、流行第5波の深刻化、防疫措置の一環としてワクチンパス(所定施設入場時にワクチン接種証明の提示を要する措置)の導入計画発表などを受けて、年初から一気に上昇。ただし、近日は再び頭打ち状態に。30日単日の接種回数(1〜4回目の接種合計)は3万7193回で、7日移動平均は2万6581回。年齢層別の接種率(1回目の接種完了)では、3〜11歳(70.51%)、70〜79歳(79.53%)、80歳以上(63.83%)が大きく平均を下回っており、高齢者に対する訪問接種サービスを展開するなどの接種率向上策が講じられている。

近日も香港各所で局地ロックダウンによる強制ウイルス検査が実施されている。写真右は受検者にリストバンドを装着する香港創新及科技局の薛永恒局長=2022年4月30日(写真:news.gov.hk)

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