マカオ政府統計調査局は2月28日、今年（2023年）1月の商品貿易統計を公表。

　今年1月の貨物輸出総額は前年同月から37.2%減の9.0億パタカ（日本円換算：約151億円）。再輸出が34.3%減の8.1億パタカ（約136億円）で、このうちダイヤモンド及びダイヤモンド製ネックレスと腕時計が83.1%、63.8%のそれぞれ減だった一方、カジノ用品は7.4倍増。マカオ製の商品の輸出は55.4%減の8882万パタカ（約15億円）となり、このうち衣料品と医薬・有機化学製品が79.8%、50.3%のそれぞれ減。商品輸入総額は24.7%減の104.5億パタカ（約1752億円）で、3ヶ月連続マイナス。このうち携帯電話、ゴールド製ネックレス、コスメ・スキンケア商品が56.8%、37.1%、32.8%のそれぞれ減だった一方、電子パーツと食品・飲料品は102.1%、2.5%のそれぞれ増。単月の商品貿易赤字は95.6億パタカ（約1603億円）。

　今年1月の輸出先別は、香港が38.4%減の7.1億パタカ（約119億円）、米国が67.7%減の1885万パタカ（約3.2億円）、EUが59.9%減の707万パタカ（約1.2億円）。中国本土は35.7%減の5697万パタカ（約9.6億円）。品目別では、紡績品・衣類が45.8%減の7751万パタカ（約13.0億円）、非紡績商品が36.3%減の8.2億パタカ（約137億円）。

　輸入品の原産地別では、EUが25.4%減の37.6億パタカ（約629億円）、中国本土が29.4%減の30.1億パタカ（約504億円）。輸入元別では、香港が27.8%減の87.9億パタカ（約1472億円）、中国本土が8.2%増の13.3億パタカ（約223億円）。品目別では、消費財が24.3%減の78.0億パタカ（約1306億円）。このうちコスメ・スキンケア製品が11.8億パタカ（約198億円）、衣料品・靴類が10.4億パタカ（約174億円）、ゴールド製ネックレスが8.5億パタカ（約142億円）で、それぞれ32.8%、29.6%、37.1%減。食品・飲料は16.7億パタカ（約280億円）、燃料・潤滑油は4.5億パタカ（約75億円）で、2.5%、2.7%のそれぞれ増。携帯電話は7.2億パタカ（約121億円）、建築資材は1.4億パタカ（約23億円）で、56.8%、38.8%のそれぞれ減。

　今年1月の対外商品貿易総額は前年から25.9%減の113.5億パタカ（約1900億円）。