關閘横の新イミグレ建設に中央政府GOサイン

中国とポルトガル語圏諸国経済貿易協力フォーラムに出席するためマカオを訪れている汪洋中国国務院副総理は11月4日、マカオ特別行政区の崔世安行政長官との会見の中で關閘横に建設を予定している新イミグレーション(粤澳新通道)プロジェクトについて、すでに中央政府が批准済みであることを伝えた。

11月5日付地元有力紙「澳門日報」などが報じた。新イミグレーションは關閘イミグレーションの付属施設との位置付けで、予定地は關閘の西南、鴨涌河を挟んだ現在南粤ホールセールマーケットや車検センターなどが建つ周辺の約28,000平米。徒歩での出入境に特化し、自動車用の通境設備はないという。

マカオ政府では新イミグレーションの建設を機にマカオ半島北部の再開発を進めたい意向。イミグレ横にマカオLRTの駅を核とした交通ターミナルを整備し、周辺に商業施設や公団住宅を建設することで、北部住民の生活環境改善を図る。

また、新イミグレーションでは長年の懸案となっている24時間通関やマカオと広東省の通関を一カ所で行う「両地一検」の実現を目指す。

粤澳新通道建設予定地 (c) 運輸工務司司長辦公室

粤澳新通道建設予定地 (c) 運輸工務司司長辦公室

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