マカオ、五・一GW5日間のインバウンド旅客数が49.2万人に…当局予想を大きく上回る

 観光都市マカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節)ゴールデンウィークを終えたばかり。

 マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で4月29日から5月3日までの5連休となり、期間中のインバウンド旅客数の動向に注目が集まっていた。

 マカオ治安警察局が5月4日に公表した最新統計によれば、五・一GWの最終日(5日目)にあたる5月3日の単日インバウンド旅客数は延べ(以下同)5万3298人だったとのこと。3日連続で下落となったが、5日間累計では49万1968人、単日平均9万8340人で、マカオ政府旅遊局が事前予想値として発表していた7万人を大きく上回る結果となった。

五・一GW2日目にあたる4月30日の聖ポール天主堂跡前の様子(写真:GCS)

 5日間のうち、初日から3日目まで単日10万人超えとなり、ピークは2日目の13万3911人。マカオにとって第二の旅客ソースとなる香港の連休が5月1日までということもあり、2日以降に落ち着いたものとみられる。五・一GW期間中、市内の観光名所一帯は大いに賑わった。中でも、マカオ半島の旧市街地にある随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡一帯では4月30日から5月2日まで3日連続で人流管理措置が講じられ、他にもタイパ島のタイパヴィレッジやコタイ地区の各大型統合型リゾート(IR)が人気を博した。

 マカオでは昨年末から事実上のウィズコロナへの転換が進み、水際措置についても大幅緩和されたことを受け、今年に入って以降、インバウンド旅客数が急回復し、勢いを持続している。

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