マカオ、保釈中のモンゴル人2人が万引き再犯

 マカオ治安警察局は7月5日、タイパ島の観光名所として知られるタイパヴィレッジにあるショップでハンドバッグ1点を万引きしたとしてモンゴル人の男女2人(いずれも50代、無職)を窃盗容疑で逮捕したと発表。

 同局によれば、前月(6月)29日、ショップ側から1万4000香港ドル(日本円換算:約26万円)相当のハンドバッグ1点が万引き被害に遭ったと通報があり、同局が店内の監視カメラ映像を確認したところ、実行役の男1人と援護役の女1人の2人組による犯行の様子が確認できたとのこと。その後、公共エリアの監視カメラシステムの活用などにより被疑者を特定し、翌日(30日)、タイパ島にあるマンションの部屋で両人の逮捕に成功した。

 逮捕時、部屋の中から犯行時に遮蔽用に使ったバックパック及び着用していた衣服、万引きした品を転売して得たとみられる現金などが見つかり、被疑者は警察の調べに対して犯行を認める供述をしたという。

 両人は今年4月に同様の窃盗事案で起訴されており、保釈中の再犯だったが、身元についての情報を虚偽申告したことも同時に発覚したとのこと。

 なお、被疑者らが滞在していた部屋が無認可宿泊施設だったことも明らかとなり、関係部門により封鎖済みとした。

マカオ警察が窃盗容疑で逮捕したモンゴル人の男女(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun