マカオの7月カジノ売上が出足好調…大手金融機関は単月約2860億円と予測

 マカオのツーリズム業界では、伝統的な繁忙期となる夏シーズンを迎えている。複数の大手金融機関が10日に発出したマカオのカジノ業界に関するレポートでは、7月のカジノ売上は出足好調としている。

 シティはレポートの中で、7月1〜9日の推定累計カジノ売上は約48億パタカ(日本円換算約859億円)、単日平均では約5.33億パタカ(約95億円)となり、前月最後の12日間から約12%増加したと指摘。増加要因として、期間中にマカオで開催された音楽イベントによる底上げ効果を挙げた。部門別では、対前月でVIPルームの人流は横ばい、マス(いわゆる平場)は2〜4%増となり、7月通してのカジノ売上予測は160億パタカ(約2862億円)を維持するとした。つまり、10日以降の単日平均見込みは約5.09億パタカ(約91億円)ということになる。

 JPモルガンでも、7月1〜9日の推定累計カジノ売上は約48億パタカとした。また、夏シーズンは幸先の良いスタートを切ったとした上、すでにマスのカジノ売上はコロナ前の90%以上まで回復が進んでおり、10月にも完全回復するとの見方を示した。

 なお、マカオの今年1〜6月累計のカジノ売上は前年同期比205.1%増の801.36億パタカ(約1兆4333億円)で、政府が掲げる通期の目標値である1300億パタカ(約2兆3252億円)に対する進捗率は約61%に達している。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2020年7月本紙撮影

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