マカオ司法警察局が日曜深夜のカジノ施設内外で防犯パトロール実施…約3時間で違法両替商4人摘発

 マカオ司法警察局では、各種犯罪行為の抑止と撲滅による治安維持を目的にマカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局との協力による大規模作戦「落雷2023」を継続展開している。

 同局が8月14日に発表した内容によれば、同作戦の一環として、同月13日(日曜)午後10時から14日午前1時にかけて、捜査員25人を動員して統合型リゾート施設が集積するコタイ地区のカジノ施設内及び周辺でカジノ関連犯罪の抑止と撲滅を図るための防犯パトロールを実施したとのこと。

マカオ司法警察局が実施した防犯パトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 今回のパトロールでは116人(男75人、女41人)が調査対象となり、このうち「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していた中国本土出身の4人(男3人、女1人)の身柄を拘束。警察署で4人に対する身元確認手続き及び調査を行った後、マカオにおいてその他の犯罪行為に関与していないことが確認できたため、治安警察局の入管部門へ全員の身柄を引き渡し済みとした。

 同局では、今後も域内各エリアの治安情勢を注視するとともに、広東省、香港の警察当局との情報交流強化を維持し、適時適切な犯罪撲滅策を講じ、マカオの良好な治安環境の保護、社会の安定の保障に努めるとしている。

違法両替に従事していたとして警察署へ移送される男女ら(写真:マカオ司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレスを運営するSJMリゾーツ社(…
  2.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は…
  3.  マカオ政府文化局(ICM)は7月2日、「アートマカオ:マカオ国際アートビエンナーレ2025」の開…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業サンズチャイナリミテッドとマカオバドミントン連盟は7月2日…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は7月1日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の趨勢に関する情報収集・分…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun