在香港日本国総領事館が終戦記念日に伴う抗議活動に関する注意喚起発出

 在香港日本国総領事館は8月14日朝、現地在留邦人向けの一斉メール配信を通じて終戦記念日に関連した抗議活動に関する注意喚起を行った。

 同館によれば、8月15日は、戦後78周年の終戦記念日にあたり、同館が所在する香港島の中環(セントラル)地区において、先の大戦に関連した抗議活動が行われる予定とのこと。当該抗議活動は、主に同館が入居するビル「交易広場(エクスチェンジスクエア)」前で8月15日午前11時15分頃から1時間程度実施される予定といい、抗議活動中に不測の事態が発生する可能性は排除できず、同日外出等をする場合、下記の点に留意するよう呼びかけた。

(1)最新の治安情報を入手し、外出先の安全を確かめるよう努める。外出中は周囲への警戒を怠らないようにする。
(2)8月15日、当館が所在する中環地区の交易広場周辺に近寄る必要がある場合には、周囲の様子に細心の注意を払う。
(3)抗議活動等に遭遇した場合は決して近づかない。その様子をスマートフォン等で撮影する等の行為は控える。
(4)万一警察側に身分確認等を求められる場合に備え、外出時には香港ID等の身分証明書を携帯する。
(5)不審物や所有者が明らかでない物には近づかない。
(6)万一トラブルに巻き込まれた場合には、速やかに同館(電話:2522-1184)に支援を求める。

 香港は知日、親日の市民が比較的多い地域として知られるが、先の大戦期において当時英国の植民地だった香港は旧日本軍による3年8ヶ月間の占領期を経験した経緯もある。

日本国駐香港総領事館(資料)=本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局は10月23日夜、マカオ域内で今年初めてとなる当地デング熱感染例を確認したと発表…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月23日夜、マカオで今年(2024年)8例目となる在郷軍人病(退…
  3.  マカオ司法警察局は10月22日、マカオに所在する複数の質店を訪れ、人工ダイヤモンドを天然と偽って…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  このほどマカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)が公表した資料によれ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun