マカオ、「五・一」労働節GWに観光名所周辺で混雑具合に応じた交通規制実施へ

 マカオでは、まもなく年間最大の書き入れ時となる「五・一」労働節ゴールデンウィークを迎える。マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休となるほか、マカオと香港でも飛び石連休となっている。

 マカオ治安警察局は4月29日、「五・一」労働節GW期間中にかけて、マカオ半島の中心部(新馬路、セナド広場、聖ポール天主堂跡)及びタイパ島の官也街、各イミグレーション施設周辺における混雑が予想されることから、必要と判断される場合に人流管理措置(臨時交通規制)を講じると発表。

 マカオ半島の中心部では、混雑具合に応じて三段階の交通規制プランを用意しており、それぞれエリアの出入口の限定や歩行ルートの一方通行化、イミグレーションについては、いずれもマカオ半島の北部に位置する關閘イミグレーションと青茂イミグレーションにおいて、入境・出境旅客の人流に応じて待機エリアを設たり、入口を制限するといった措置が講じられる。

 タイパ島・官也街を含むタイパビレッジ一帯では、5月1日から5日の毎日正午から午後7時まで歩行者天国が実施予定となっており、自動車の乗り入れが制限される。

 同局では、市民及び旅客に対し、交通規制が講じられた場合、各現場においては警察官の指示に従うこと、同行の高齢者及び子ども、また身の回りの品に注意を払うことのほか、同局のスマートフォンアプリや公式サイトで事前にイミグレーションの混雑状況の確認をしてから出かけるよう呼びかけた。

世界遺産・聖ポール天主堂跡周辺における交通規制のイメージ(写真:マカオ治安警察局)

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