マカオで開催のコンサートに10人以上不正入場させる…中国人の男3人逮捕

 マカオ治安警察局は10月18日、前週末にマカオの統合型リゾート(IR)併設の会場で開催されたコンサートに10人以上を不正入場させ、コンサート主催者に損失を与えたとして中国本土出身の男3人を詐欺罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 警察発表によれば、10月14日、IR施設からコンサート会場で不正入場が疑われる複数の入場者を発見し、警備員が身柄を取り押さえたと警察に通報が寄せられ、警察官が現場へ急行。不正入場に関わった男3人の逮捕に至ったとのこと。

 その後の調べで、前日(13日)に開催されたコンサートで10人以上の不正入場に成功していたことが発覚したという。

 当該コンサートは複数日開催されていたもので、被疑者はコンサートが開演した後、入場口のスタッフが実体チケット所持の有無を確認せず、偽造防止加工を施した再入場スタンプが手に押されているかの確認だけで入場させていることを知り、中国本土でインク、はんこ、紫外線ライトを購入して入場スタンプを偽造した上、インターネットの中古品売買プラットフォームで”チケット”として販売していたとのこと。

 なお、コンサート主催者が警察に報告した損失額は約3万0500パタカ(日本円換算:約57万円)とした。

詐欺罪で逮捕、検察院送致された男ら(写真:マカオ治安警察局)

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