マカオカジノIR運営大手サンズチャイナが2023年Q3業績発表…前の四半期から伸長

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は10月19日、今年第3四半期(2023年7〜8月)の業績を発表。

 米国会計基準による同社の今年第3四半期の純収入は約17.8億米ドル(日本円換算:約2666億円)で、前の四半期から約1.6億米ドル(約240億円)増。純利益は同約4400万米ドル(約66億円)増の約2.31億米ドル(約346億円)。調整後プロパティEBITDAについても同約9000万米ドル(約135億円)増の6.31億米ドル(約945億円)に。

 また、同社のコタイ地区におけるリテール部門の純収入は1.32億米ドル(約198億円)に上った。サンズチャイナの親会社にあたるラスベガスサンズグループのロバート・ゴールドスタイン会長兼CEOは今年第3四半期の業績発表にあたり、マカオのリテール部門に突いてはコロナ前の数字を大きく上回っており、今後ゲーミング(カジノ)とノンゲーミングの両方の収入が伸長し、市場全体を押し上げると期待され、自社はマカオ市場に対して短期及び長期の成長に自信を持っているなどとした。

サンズチャイナのIR、手前がザ・プラザ、奥がヴェネチアンマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区にて本紙撮影

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