マカオ近隣地区でマイコプラズマ肺炎感染増…衛生当局が注意呼びかけ

 マカオ政府衛生局(SSM)は10月31日、近隣地区でマイコプラズマ肺炎の感染例が増加しているとし、市民に対して注意を呼びかけた。

 SSMによれば、公衆衛生研究所によるモニタリング資料をもとに、今年(2023年)年初来の呼吸器から採取したサンプルにおけるマイコプラズマ感染陽性例は31例あり、2019年同時期の140例より少なく、9月以降に限ると27例、陽性検出率は約1%で、2019年のピーク時の陽性検出率10%及び同時期の4%より低いとのこと。

 同局では、目下のマカオにおけるマイコプラズマ肺炎流行状況は依然として落ち着いているものの、マイコプラズマ肺炎は中国南部では夏と秋の感染例が最も多いことを挙げ、市民に対して警戒を維持し、人混みを避ける、換気と良好な衛生環境を保持するなど適切な予防策を講じる必要があると同時に、風邪のような症状で医療機関を受診する場合、マスクを着用するようにしてほしいとした。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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