マカオ税関、4日間で着衣の下に隠す手口の中古スマホ密輸事案13件摘発…470台発見

 澳門海關(マカオ税関)は12月26日、各イミグレーション施設でIT技術の活用を含む検査体制の強化を図り、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対して厳格な取り締まりを行う中、同月19日から22日までの4日間で着衣の下に隠す手口で中古スマートフォンの密輸を図った事案13件を摘発したと発表。

 摘発があったのは關閘、港珠澳大橋、青茂のイミグレーション施設で、発見に至った密輸品の中古スマートフォンは計470台に上ったとのこと。

 税関によれば、マカオから中国本土への持ち出し(密輸出)と香港からマカオへの持ち込み(密輸入)があり、いずれも各イミグレーション施設にある税関検査場の「申告物なし」レーンを通過しようとした際、身体の動きが不自然など不審な点があったことから税関職員が呼び止めて金属探知ゲートまたは人体スキャナによる検査を実施し、ラップで巻き付けるなどして着衣の下に密輸品を隠していたことが発覚したものという。

12月21日午後に青茂イミグレーションで発見された中古スマートフォン56台を着衣の下に隠して密輸出を図った事案(写真:澳門海關)

 13件の密輸に関わったのは13人で、19〜70歳のマカオ居民、香港居民、中国本土居民。税関では、13人いずれも輸出入に必要な申告書類を提示できず、対外貿易法違反で起訴済みとした。

 年初のウィズコロナ転換による水際措置の緩和を受けて、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、運び屋が絡む密輸入、密輸出事案が摘発されるケースが増えており、密輸品の種別では中古スマートフォン、中古バッテリー、冷凍肉、高級食材(乾物等)、コスメ・スキンケア用品などが目立つ。

 税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令の遵守、また報酬を目当てに物品を隠したり偽装したりして運び屋行為へ従事しないよう累次の呼びかけを行うとともに、今後も継続して水際における各種取り締まりを強化して臨むとした。

12月20日未明に港珠澳大橋で発見された中古スマートフォン146台を着衣の下と荷物の中に隠して密輸入を図った事案(写真:澳門海關)

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