マカオ、覚醒剤密売でタンザニア人の男2人逮捕…使用も

 マカオ司法警察局は1月25日、マカオで覚醒剤の密売に関与したとしてタンザニア人の30代の男2人を逮捕したと発表。

 同局によれば、マカオ半島の中区でアフリカ系の男2人がアイスと呼ばれる覚せい剤を密売しているとの情報をキャッチして捜査を進めたところ、2人の身元の割り出しに成功し、同月23日夜に2人が暮らすマカオ半島の新橋エリアの路上で2人を発見、職務質問を実施したとのこと。この際、1人が路上に物品を路上に棄てたのを警察官が発見し、押収。その後、2人を連れて住居の捜索を行った際、アイスとみられる物品が入った袋11点及び小分けにするためのツールを発見、押収したという。

 同局による検査で、路上に捨てられた物品及び住居から発見された物品がアイスだったことが確認され、重量は合計11.62グラム、末端価格にして約4万パタカ(日本円換算:約74万円)相当とのこと。

 2人は同局の調べに対し、いずれも覚醒剤使用習慣があったと供述したものの、詳しい販売状況については説明を拒否したという。同局では、2人が約2ヶ月間にわたって覚醒剤の密売を行っていたとみており、入手経路、販売方法の詳細、他に関与した人物の有無などについて捜査を継続するとした。なお、2人のアイスに対する尿検査結果は陽性だったといい、同局は2人を覚醒剤使用及び密売の罪で検察院送致する方針。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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