春節迎えたマカオの歴史市街地区を巨大金龍とライオンダンスが巡る

 マカオでは、2月10日に農歴の正月(春節)を迎えた。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は同日午前から農暦恒例の祝賀イベント「金龍パレード」をユネスコ世界文化遺産リストに登録されている建物や広場が密集するマカオ半島の歴史市街地区一帯で開催。名物の長さ238メートルの巨大金龍と勇壮かつ華麗なライオンダンス、財神や干支の龍をモチーフにしたキャラクター、マカオ観光大使のマスコット「麥麥(マクマク)」らが世界文化遺産が集積する歴史市街地区を巡り、東洋と西洋の文化が交差するマカオならではの春節ムードを演出した。

 今後、2月12日と17日の夜に電飾を施した華やかな山車が市街地を巡る新春パレード、2月12、16、24日にはマカオタワー前海上で花火大会など、さまざまな春節祝賀イベントの開催が予定されている。

 マカオでは昨年の年初からアフターコロナでインバウンド旅客数の回復が続いている。MGTOでは中国本土で大型連休となる春節ホリデー期間中(2月10〜17日の8日間)のインバウンド旅客数を1日平均約12万人(延べ)と見込んでおり、ピークは12日になるとの予測を明らかにしている。

世界遺産・聖ポール天主堂跡前で披露された巨大金龍の舞=2024年2月10日(写真:MGTO)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は5月21日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の金融業人材需給及び…
  2.  マカオ政府民航局(AACM)は5月21日、前夜マカオ外港フェリーターミナル併設のヘリポートで危機…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は5月20日、今年(2024年)3月の飲食業と小売業に関する景気調査結…
  4.  マカオ政府統計調査局は5月20日、今年第1四半期(2024年1〜3月)及び通期の旅客消費調査(ギ…
  5.  マカオ市政署は5月20日、マカオ半島北部に位置する公設市場で建物外観の色から「紅街市(レッドマー…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun