マカオ、2024年1月の消費者物価指数は前年同月から1.01%上昇

 マカオ政府統計調査局が2月23日に公表した資料によれば、今年(2024年)1月の総合消費者物価指数は前年同月から1.16%の上昇だった。

 前年同月からの主な上昇要因は外食費、パッケージツアー費用、学費の上昇、さらに衣料品とガソリン価格の値上がりで、航空券、豚肉・野菜小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。分類別では、衣類・履物(+5.64%)、教育(+5.02%)、レジャー・文化(+5.00%)、医療(+3.61%)、食品・ノンアルコール飲料(+1.73%)の価格指数の上昇幅が大きく、交通(-4.25%)、通信(-0.39%)、住宅設備・サービス(-0.21%)は下落に。

 また、今年1月の総合消費者物価指数は前月から0.17%下落。レジャー・文化(-3.04%)、交通(-1.76%)、たばこ・酒(-0.92%)の価格指数が下落となった一方、衣類・履物(+0.25%)、食品・アルコール飲料(+0.19%)、住宅設備・サービス(+0.17%)については上昇。

 今年1月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.96%上昇。このうち教育(+7.81%)、レジャー・文化(+5.31%)、衣類・履物(+4.37%)が顕著な上昇。

マカオの町並み(資料)=2023年8月、マカオ半島東望洋新街にて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  中国本土から香港・マカオへの「自由行」と呼ばれる個人観光旅行スキーム(Individual Vi…
  2.  マカオ治安警察局は5月10日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設ホテルの客室内で違法売春…
  3.  マカオ金融管理局が5月10日に公表した今年(2024年)3月の住宅及び商業物件向けローン関連統計…
  4.  マカオでは、アフターコロナで市民生活の正常化とインバウンド旅客数の急回復が続く中、タクシーに対す…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun