マカオ、2024年3Qのカジノ売上に占めるVIPルームの割合は23.5%…下落傾向続く

 このほどマカオのゲーミング規制当局(博彩監察協調局=DICJ)が公表した今年第3四半期(2024年7〜9月)のゲーミング統計によれば、VIPルームによるカジノ売上を反映するVIPバカラ売上は前年同時期から11.2%増の130.82億パタカ(日本円換算:約2444億円)となったが、全体に占める割合は0.6ポイント下落の23.5%にとどまった。

 今年第3四半期のカジノ売上は前年同時期から13.9%増の556.02億パタカ(約1兆0387億円)で、2019年同時期からの回復率は78.5%。回復を牽引しているのはマス(平場)部門で、今年第3四半期のマスのによる売上は340.88億パタカ(約6368億円)となり、コロナ前2019年同時期を11.5%上回った。

 なお、昨年通期のカジノ売上に占めるVIPルームの割合は24.7%。近年はマス(平場)シフトが顕著で、直近5年連続で5割未満となっている。(参考:2023年24.7%←2022年24.1%←2021年32.8%←2020年43.5%←2019年46.2%)

 このほか、今年第3四半期末時点のマカオの総ゲーミング(カジノ)テーブル台数は6000台、スロットマシン台数は1万2000台で、昨年第1四半期から横ばいが続いている。昨年1月の改正カジノ法が施行によってテーブル及びマシン台数キャップ(上限)が設定されたことと関係しており、上記の数字はその上限値と一致する。改正法施行直前の2022年12月末(テーブル5605台、マシン1万0775台)からは増、コロナ前2019年12月末(テーブル6739台、マシン1万7009台)からは減という状況。今年第3四半期末時点のマカオのカジノ施設数は30軒で、2022年第1四半期から変動なし。ただし、コロナ禍による経営難や法改正などによりサテライトカジノの閉鎖が相次いだことで、2021年末の42軒からは大幅減となっている。

カジノのイメージ(資料)=本紙撮影

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