マカオ政府が建設した5万人超収容の野外イベント会場の使用料が明らかに

 マカオ政府が経済ダイバーシティ化の一環、また「舞台芸術の都」を築く目標に沿ってコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用して建設した最大収容観客数は5万人超の大型野外イベント会場「マカオアウトドアパフォーマンスベニュー(Macao Outdoor Performance Venue)」の使用料が12月10日付の公報(官報に相当)に掲載された。

 会場使用料は最大観客数により二段階設定となっており、公演日が3万人以上の場合で50万パタカ(日本円換算:約943万円)、3万人未満の場合が35万パタカ(約662万円)、設営・リハーサル日が同35万パタカ、17.5万パタカ(約331万円)。(※同日複数回公演の場合、各回につき観客数に応じた使用料がかかる)

 なお、同会場は2025年1月1日から12月31日までがトライアル運用期間と位置付けられており、当該期間中については上述の金額から25%オフになるとした。

 同会場に関する詳しい情報はマカオ政府文化局の特設ホームページ(https://www.icm.gov.mo/outdoorvenue/)で確認することができる。(※サイトの言語は中国語、ポルトガル語、英語)

マカオアウトドアパフォーマンスベニュー(資料)=2024年12月(写真:ICM)

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