マカオカジノ監理部門DICJ新副局長に李錫樵氏が就任…労働安全畑

 2月10日、マカオ政府のカジノ監理部門、博彩監察協調局(DICJ)新副局長の李錫樵(レイ・シェクチオ)氏の就任式が行われた。

 DICJのトップは局長1人と副局長2人の体制となっているが、前局長で警察畑の何浩瀚(アドリアーノ・ホー)氏が昨年(2024年)12月20日付で税関長に栄転したことを受けて、副局長の1人で同じく警察畑の廖志聰(リオ・チーチョン)氏が局長代行に昇任。副局長ポストに空きが生じていた。

 同局によれば、李氏は2005年にマカオ政府労工事務局に入職。以降、およそ20年にわたって同局でキャリアを積み、労働安全部門の責任者を長く務めてきたとのこと。エンジニアリングマネジメントの学士号と公共行政管理の修士号を持つ。

 廖局長代理は今回の就任式において、李氏の行政管理における卓越した実績は、同氏の専門的能力とリーダーシップを十分に証明していると評した上、その豊富な経験と能力を活かし、カジノ業界の法律に基づく健全かつ秩序ある発展の実現を支援することを期待していると述べた。

 なお、もう1人の副局長(2023年2月就任、前経済財政長官弁公室主任)は崔浩甄(チュイ・ホウヤン)氏。同氏は、米国ネバダ州立大学ラスベガス校出身で、ゲーミングマネジメントの学士号とホスピタリティマネジメントの修士号を持つ。

就任式にて左から李錫樵DICJ副局長、羅志輝経済財政長官弁公室主任、戴建業経済財政長官氏、廖志聰DICJ局長代行=2025年2月10日(写真:DICJ)

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