高級ホテル内レストランで食中毒の疑い

マカオ政府衛生局と民政総署は6月14日、前日にコタイ地区にある高級ホテル内のレストランで食事をしたマカオ市民4名が食中毒の症状を訴え、仁伯爵医院離島救急センターで治療を受けたことを発表。うち3名は嘔吐の症状が続いているというが、容体は安定しているという。

食中毒の症状を訴えた4名はいずれも同じ会社に勤める同僚で、年齢は42〜58歳。6月13日にコタイ地区のグランドハイアットマカオ内にあるMezza 9レストランで食事をした後、ともに食中毒の症状が現れたという。

その後すぐに食品衛生を管轄する民政総署が現場へ立入検査を実施したが、特に衛生管理に問題はなかったという。また、レストラン側が自発的に提供した食中毒の原因と疑われる食品サンプルをもとに検査を進めていくという。

マカオでは高温多湿な夏期シーズンに突入していることから、当局ではより一層の食品衛生管理をレストラン、食品販売業者に求めるとともに、市民に対しても自己防衛に努めるよう促している。

民政総署が配布する食品衛生管理に関するパンフレット(IACM)

民政総署が配布する食品衛生管理に関するパンフレット(IACM)

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