政府、違法タクシー撲滅へ引き締め強化

マカオ政府交通事務局は7月8日、マカオの観光都市としてのイメージ低下や市民に不便を強いるなどして社会問題化している違法タクシー問題について、取り締まりや罰則の強化を図るなどして違反撲滅に取り組む姿勢を明らかにした。

マカオでは一部の正規タクシードライバーによってメーターを使用せず高額な料金を吹っかける行為などが横行している。

交通事務局では取り締まりを強化するとし、違反に対する罰金の高額化、おとり捜査の導入、タクシードライバーライセンスの停止、車内への監視カメラの設置などを行うための法整備を行う考え。すでに同局と治安警察局が合同で複数あるタクシー業界団体へ説明を行ったという。

タクシー利用者が違法タクシーの通報を電話やメールで容易に行うことができる方法も導入済み。

一部エリアではタクシー乗降場所が指定されている(資料)―本紙撮影

一部エリアではタクシー乗降場所が指定されている(資料)―本紙撮影

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