中国・拱北税関、関税逃れのiPhone6を20台発見—発売初日

マカオ・關閘から徒歩で往来できる中国広東省珠海市の拱北イミグレーションの税関検査場で9月19日、同日発売になったばかりの新型スマートフォン「iPhone6」を税関申告をせず中国本土に20台持ち込もうとした旅客が見つかった。

9月20日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。税関検査官が免税レーンを通過する旅客の手荷物の中身をX線検査機で確認していたところ、ギフト用のクッキー缶の中に疑わしい物体があるのに気づいた。クッキー缶の中から、発売されたばかりのiPhone6(16ギガバイトモデル)が20台見つかった。

拱北税関では、携帯電話は中国が免税措置対象としていない20品目の1つで、手荷物あるいは国際配送のどちらの手段で中国本土へ持ち込む際にも課税対象となるとしている。また、高価格かつ人気の電子商品の関税逃れについては高い関心を持っており、取り締まりを強化することになるだろうとしている。

珠海・拱北イミグレーション(資料)―本紙撮影

珠海・拱北イミグレーション(資料)―本紙撮影

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