香港デモ 最大拠点の強制排除迫る=在香港日本国総領事館が在留邦人に注意呼びかけ

香港政府は12月9日に記者会見を開き、道路封鎖を行うデモ隊最大の拠点となっているアドミラリティ(金鐘)、セントラル(中環)、コーズウェイベイ(銅鑼灣)の香港島3地区の道路封鎖現場について、11日にもバリケード等の強制排除を行い、道路を開通させる旨の発表を行った。

在香港日本国総領事館は10日正午すぎ、香港・マカオ地区の在留邦人に対して緊急メールを配信。これまでに実施された強制排除でデモ隊と警察隊との衝突により逮捕者、負傷者が出ていることを受け、在留邦人に対してテレビや新聞等の報道を通じた最新情報の把握に努めること、デモが行われている場所に近づかないようにすることなど、注意を呼びかけた。

外務省の2012年の調査によると、香港の在留邦人数はおよそ2万1000人。また、日本から香港を訪れる旅客数は年間100万人超となっている。

多数のテントが並ぶ香港島・アドミラリティの道路封鎖現場(資料)=2014年10月18日

多数のテントが並ぶ香港島・アドミラリティの道路封鎖現場(資料)=2014年10月18日

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