香港地下鉄アイランド線延伸部、3ヶ月遅れで全駅開業へ=地下50メートルの新駅

昨年(2014年)12月28日に開業した香港島北部を東西に貫く地下鉄(MTR)アイランド線(港島線)の西側延伸部(上環〜堅尼地城、約3キロメートル)だが、新設予定の3駅のうち、2駅のみでの暫定営業が続いている。

MTR社は3月19日、未開業となっている西營盤駅について、3月29日に開業することを正式に発表。2009年の西側延伸部着工からおよそ6年、暫定開業から3ヶ月後の全駅開業となる。なお、西營盤駅のホームは地下50メートルに設置されており、日本の地下鉄駅で最も深い位置にある東京都営地下鉄大江戸線六本木駅の地下42メートルを超える。

アイランド線では、西營盤駅の開業に伴い、金曜及び土曜の夜間、日曜午前から夕方までの時間帯を中心に週63本の列車を増発するダイヤ改正を実施するという。

MTR社が公表した資料によると、アイランド線西側延伸部周辺の就業及び居住人口は23万人で、香港島西部エリアで最も人口密度が高い地域にあたるとしている。

香港地下鉄(MTR)アイランド線西營盤駅改札口=3月19日(写真:MTR)

香港地下鉄(MTR)アイランド線西營盤駅改札口=3月19日(写真:MTR)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun