マカオの世界遺産・聖ポール天主堂跡壁面の銅像、約400年来初の修復に着手=フランシスコ・ザビエル像など

マカオ政府文化局(ICM)は11月7日、マカオ半島の旧市街地にある世界遺産・聖ポール天主堂跡の壁面に設置されている7体の銅像について、今月(2017年11月)中旬から来年にかけて修復を行うことを発表した。

銅像の修復はおよそ400年前に建物が完成してから初めてのことになるという。第1段階として、今月中旬からいずれもカトリック・イエズス会のアロイシウス・ゴンザーガ像とフランシスコ・ザビエル像の2体の修復に着手し、作業は聖ポール天主堂跡の敷地内に設置する仮設アトリエで実施するとのこと。

文化局では、修復の理由について、鳥のフンによる影響で腐食が進んだためとし、修復作業完了後は防鳥ネットを設置するなど、対策を考慮するとしている。

(左)聖ポール天主堂跡(右)イグナチオ・ロヨラ像(写真:ICM)

(左)聖ポール天主堂跡(右)イグナチオ・ロヨラ像(写真:ICM)

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